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【POG】無傷V3&重賞連勝へ!セリフォス「ここまで順調」(栗東発)

デイリースポーツ
  • 2021年11月06日(土) 11時05分
 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 今回は10月31日の阪神新馬戦(芝1600m)をジャマン(牝、高橋康)で4馬身差の逃げ切りVを決め、自身6勝目、阪神では初めて勝利を挙げた永島まなみ騎手にレースを振り返ってもらいました。

「ケイコから乗せてもらっていて、少し非力さは感じましたが、ひと追いごとにケイコでの反応が良くなっていました。レース当週に厩舎スタッフがゲート練習をしっかりとしてくれたおかげで、スタートもスッと出てくれました。出てすぐは左に張る面がありましたが、3角からは集中して真っすぐ走れましたし、直線では後ろから来る馬を待つ余裕もありました。促してからの反応も良かったです」と笑顔で話してくれました。

 新馬戦は8月29日の小倉新馬戦(1200m)を勝ったホワイトターフ(牝、新谷)以来でしたが「自厩舎の馬で新馬戦を初めて勝ちましたので、うれしかったです。(乗馬クラブの)阪神少年団出身でずっとお世話になっていましたし、阪神競馬場で勝てたのも良かったです」と感慨深げな様子だった。

 ジャマンの今後について、高橋康師は「新馬戦へ向けて目いっぱい仕上げてきましたので、いったん放牧に出します。まだまだ良くなると思いますし、今後が楽しみです」と話した。

 さて、次週は本社杯のデイリー杯2歳S(13日・阪神、芝1600m)が行われる。

 ここでは有力馬3頭の1週前の様子をお伝えしたい。

 新馬-新潟2歳Sを無傷2連勝中のセリフォス(牡、中内田)は藤岡佑Jとの新コンビで重賞連勝を目指す。初コンタクトの3日は栗東CWで僚馬メイショウハクサン(4歳2勝クラス)と併せ馬。6F地点で約4馬身追走。残り1Fで馬体を並べ、最後は約4馬身先着。6F81秒2ー37秒2ー11秒5をマークした。福永助手は「とてもいい動きでした。ここまで順調に来ています」と納得の表情。前走については「直線でうまく内があいてくれたのもありましたが、スパッとはじけました。強い内容で勝ってくれました」とメンバー最速の上がり3F32秒8で突き抜けたレースぶりを高く評価した。「前走のレースでは問題ありませんでしたが、レース前が結構うるさかったです」とまだ課題を残す現状ではあるが「当日輸送(の競馬)はプラスに出そう。今回もいい勝負になると思います」と意気込みを語った。

 現在2連勝中のプルパレイ(牡、須貝)は、デビュー戦から全て違う競馬場で出走して2、1、1着。栗東CWの1週前追いは僚馬2頭に約2馬身半遅れてのゴールだったが、師は「外を回った分。負荷はしっかりとかけられたからね」と予定通りの調整パターンだったことを示唆。「背が伸びて、目方も10キロほど増えてパワーアップしている。いい感じで来ている」とさらなる成長を感じ取っていた。4つめの競馬場になる阪神で重賞初制覇を狙う。

 もみじS5着のカワキタレブリー(牡、杉山佳)は松山Jとの新コンビで挑む。前走について、師は「入厩して日が浅かったですからね。それに前半は真剣に走っていない感じでしたし、勝負どころでズブさも見せていました」と振り返った。「距離が延びるのは良さそうです。1週前のケイコでしっかりと負荷をかけられましたし、またがった鞍上も『いい背中をしていますね』といい感触をつかんでくれました。距離が延びるのはプラスに出ると思いますし、重賞でも楽しみです」と期待を寄せた。(馬三郎栗東支局・塩手)

提供:デイリースポーツ

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