先週から5回東京開催が始まり、土日のメイクデビューでは
ディープインパクト産駒の
トーセンリョウ、
ドゥラメンテ産駒の
ドゥラドーレス、
ロードカナロア産駒の
ラコンタールと先々まで楽しみな馬たちが勝ち上がった。今週はGI馬の妹がスタンバイ。そのレースぶりに注目したい。
【11月13日(土) 東京芝1600m】
◆
ソバナ(牝、父
ドゥラメンテ、
母オメガスピリット、美浦・
斎藤誠厩舎)
8歳上の半姉
ヌーヴォレコルトは2014年の
オークス馬。先々週の追い切りはウッドチップコースで6F85.4-1F12.2を計時した。先週は6F84.8-1F11.5をマークし、いずれも既走馬を追走して先着。しっかりと時計を詰めており、仕上げは順調に進んでいる。「跳びが大きく、広いコースは良さそう。まだまだ未完成だけど、いいモノを持っている。息もできているし、初戦から楽しみにしています」と
斎藤誠調教師。鞍上は
横山和生騎手を予定している。
【11月14日(日) 東京芝1800m】
◆
エンパイアウエスト(牝、父
ドゥラメンテ、
母ローマンエンプレス、美浦・
黒岩陽一厩舎)
母はヨークシャー
オークス(英G1)で3着。叔父の
Imperial Monarchはパリ大賞典(仏G1)を勝っている。先々週の追い切りはウッドチップコースで6F83.5-1F12.0を計時し、
ラブリイユアアイズ(
クローバー賞1着、
京王杯2歳S3着)と併入。先週は古馬を追走し、6F82.5-1F12.0をマークした。「春に入厩した頃は体調が安定しなかったけど、だいぶ体力がついてきた。それに伴い、精神的な余裕も出てきている。いい脚を長く使えそうなタイプ。脚長の体つきで広いコースも良さそうです」と
黒岩陽一調教師。鞍上は
津村明秀騎手を予定している。
◆
ブレスク(牡、父
ルーラーシップ、
母パララサルー、美浦・
国枝栄厩舎)
母は
アネモネS、
紫苑Sの勝ち馬。叔父の
タンタアレグリアは
AJCCを勝ち、
菊花賞4着、
天皇賞(春)4着などGIでも健闘した。先週の追い切りはウッドチップコースで5F67.3-1F12.3の計時。3頭併せの真ん中に入り、強めに追われた。「いい馬っぷりをしているけど、まだ動ききれていない。本当に良くなるのは先だと思う。あとは競馬に行き、どれだけ走れるかでしょう」と
国枝栄調教師。鞍上は
田辺裕信騎手を予定している。
国枝栄厩舎からは他にも2頭がスタンバイ。ベロア(牝、父
ルーラーシップ、
母ディープジュエリー)が14日の東京芝1600m(牝馬)を予定しており、
ロジハービン(牡、父
ハービンジャー、
母ファーストチェア)は13日の福島芝2000mを予定している。
(取材・文:竹之内元)