チャンピオンズCの
トライアルだが、前走
武蔵野S組の
チャンピオンズC3着以内は15年の
ノンコノユメと18年の
ウェスタールンドの2例だけで関連性は高くない。スピードが特に要求されやすい
武蔵野Sと、豊富なスタミナも要求される
チャンピオンズCというレースの質の違いの影響もあるのかもしれない。
1.スピード勝負
過去10年で勝ち時計が1分36秒以下だったケースは、16年の
タガノトネールによるコースレコードを含め9回。ダート重賞の中でも屈指のスピードレースだ。持ち時計がある馬や、より短い距離でのスピードレースを経験してきた馬などが幅を利かせる。
2.格より勢い
過去10年で、前走1着だった馬は[6-2-3-30]で複勝率26.8%。6勝の内訳は重賞が2勝、オープン特別が3勝、準オープンが1勝であり、前走の格はあまり関係がない。前走を勝って勢いに乗る馬がクラスの壁を乗り越えていきやすいレースと言える。
3.休み明けは不振
過去10年で、3か月以上の休み明けでこのレースを制したのは15年の
ノンコノユメのみ。2着も2頭にとどまっている。休み明けの実力馬は後のGIを見据えた仕上げで臨むことがほとんどで、ここでは割り引いて考えるのが妥当。
テイエムサウスダンは元々
JBCスプリントを目標に調整されていたが、選定から漏れてこちらに回ってきた。マイルの距離は過去に1度しか経験がないため不安材料だが、スピードが活きるこのレースならこなせても良いと見る。東京コースでは大穴を開けた経験もあり一発を期待してみたい。