エリザベス女王杯に管理馬を登録している14人の調教師のうち、2016年以降の阪神芝2200mにおける3着内数、複勝率、複勝回収率をもとに抽出。
エリザベス女王杯で、馬券的にも「見逃せない調教師」とは?
3位は
友道康夫調教師。集計期間内に、阪神芝2200mに24回出走し2勝、2着4回、3着5回。複勝率45.8%と軸としての信頼感は抜群だ。勝ち切れていないのは、友道厩舎の馬は末脚の優れた馬が多いので、内回りの芝2200mという条件だと差し損ねてしまうということかもしれない。
今年は
デゼルと
ランブリングアレーが出走予定。ともに差しタイプなので展開の助けが欲しいところだが、素質の高さは折り紙付き。
デゼルは阪神芝コース2戦2勝とコース相性の良さも魅力だ。
2位は
佐々木晶三調教師。集計期間内に阪神芝2200mに15回出走し3勝を挙げている。佐々木調教師といえば、集計期間外とはいえ、
タップダンスシチー、
アーネストリーで
宝塚記念を制しており、阪神芝2200mでの活躍ぶりが非常に印象的な調教師だ。他にも管理馬には
インティライミや
ショウリュウイクゾなど持続力に長けたタイプが目立っており、阪神内回りコースとの相性がいいのも頷ける。
今年は
シャムロックヒルが出走予定。2勝クラスの勝ち上がりがこの阪神芝2200mで、阪神芝2000mの
マーメイドSも制している。この馬にとって阪神での代替開催は僥倖だろう。
第1位に輝いたのは
高野友和調教師だ。集計期間内に阪神芝2200mに10回出走し2勝、2着1回、3着2回。複勝率50.0%と2回に1回馬券になっている。特に2021年は[2-0-1-0]と馬券内
パーフェクトと好調。素直に勢いに乗るのが賢明だろう。
今年は
レイパパレが出走予定。言わずと知れた今年の
大阪杯勝ち馬で、このメンバーでは格上の存在だ。阪神芝2200mの
宝塚記念で3着した実績もある。軸として信頼したい。