武蔵野Sに管理馬を登録している22人の調教師のうち、2016年以降の東京ダート1600mにおける3着内数、複勝率、複勝回収率をもとに抽出(最少レース機会数15)。
武蔵野Sで、馬券的にも「見逃せない調教師」とは?
3位は
堀宣行調教師。集計期間内に、東京ダート1600mで22調教師中最多となる23勝を挙げている。今年の
フェブラリーSを
カフェファラオで制したのは記憶に新しいところだ。注目すべきは、2着が3回、3着が4回しかない点で、回収率も、単勝回収率124%に対して複勝回収率は79%。ピンかパーかという傾向が強いので、狙うなら単系の馬券で勝負したい。
今年は
レピアーウィットが出走予定。今年の
マーチSの勝ち馬だが、東京でも3勝を挙げており条件は悪くない。手頃な人気に落ち着きそうで、単勝を押さえておくのも一考だ。
2位は
藤沢和雄調教師。集計期間内に東京ダート1600mで22勝、複勝率47.2%は堀調教師を上回っている。ただ、近年は下級条件での活躍が目立っており、オープン以上では[1-0-0-7]。3番人気以内での馬券圏外が4度あり、過剰人気傾向がある点は注意したい。
今年は
ウインドジャマーが登録。東京ダート1600mで[2-4-1-0]というコース巧者で、前走の
神無月Sも2番手から抜け出す完勝だった。現段階では除外対象だが、出走が叶えば面白い存在。
第1位に輝いたのは
杉山晴紀調教師だ。関西所属ながら、期間内に出走調教師中5位の5勝を挙げ、その他の指標も複勝率42.3%、複勝回収率176%と高水準。20年
フェブラリーSで
ケイティブレイブが最低人気の16番人気で2着しているほか、18年の
武蔵野Sでも
ナムラミラクルで3着という実績を残している。
今年は
ブルベアイリーデが出走予定。東京のダートコースでは近い順に4番人気3着、2番人気2着、12番人気5着、4番人気4着、4番人気2着、5番人気1着、2番人気5着、8番人気9着、3番人気1着、3番人気2着、1番人気5着、1番人気1着、10番人気4着と人気以上に走っている。過小評価されやすいキャラだけに、馬券妙味は十分だ。