福島記念に管理馬を登録している19人の調教師のうち、2016年以降の福島芝2000mにおける3着内数、複勝率、複勝回収率(最少レース機会数10)をもとに抽出。
福島記念で、馬券的にも「見逃せない調教師」とは?
3位は
矢作芳人調教師。ブ
リーダーズカップ2勝の金字塔を打ち立てた「時の人」だが、福島芝2000mの成績も優秀。集計期間内に、出走調教師中で2番目となる4勝を挙げている。28回出走しているが、3番人気以内に支持されていたのは4頭だけ。人気にならない戦績の馬を連れてきて、しっかり成果を出しているのは、まさに矢作調教師の手腕だろう。
今回は
ステイフーリッシュと
パンサラッサの2頭出して挑む。前者は19年の
福島記念で2着した実績があり、それ以来のローカル重賞参戦となる。後者も
ラジオNIKKEI賞2着と福島コースの適性は十分だ。
2位は
手塚貴久調教師。集計期間内に福島芝2000mで3勝を挙げている。複勝回収率101%は出走調教師でトップ。集計期間内に複勝回収率が100%を超えているのは手塚調教師だけだ。今年の夏の福島では
ハムレボが未勝利戦で12番人気3着と波乱を演出している。
今年は
ココロノトウダイ、
マイネルファンロンが出走予定。特に
ココロノトウダイは福島芝コースで[3-1-0-0]という名うての福島巧者。前走の
オクトーバーSでは
パンサラッサに完敗しているが、勝負付けが済んだとみるのは早計だ。
第1位に輝いたのは
国枝栄調教師だ。集計期間内に福島芝2000mで5勝し、3着内数10回。これはともに出走調教師でトップとなる。ただし2020年以降は14戦して未勝利と苦戦中。そろそろ揺り戻しがあってもいい頃合いとみるが、果たして。
今年は
サトノエルドールが出走予定。近況をみる限り、上がり勝負では少々分が悪そうだが、上がりを要せば確実に伸びてくる馬。福島芝2000mという舞台設定は悪くないはずだ。