13日に東京競馬場で行われる
武蔵野S(3歳上・GIII・ダート1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みが
キングカメハメハ。次点で3回の
ゴールドアリュール、
シンボリクリスエスが続き、2回が
ケイムホームとなっている。
キングカメハメハ産駒は[1-1-3-15]。勝ち馬こそ1人気で勝利した13年
ベルシャザールに限られるが、昨年は8人気
エアスピネルが3着、一昨年は
ダノンフェイスが13人気3着、と直近2年は人気薄がヒモ荒れを演出している。今年は
エアスピネル、
ダイワキャグニーの2頭が出走予定。
ゴールドアリュール産駒は[2-1-0-9]。18年と20年、隔年で
サンライズノヴァが2勝を挙げており、同馬は19年にも59kgの斤量を背負いながら5着で入線していた。また、16年
ゴールドドリームは3歳馬ながらにレコード決着の2着と健闘している。今年は
リアンヴェリテが出走予定。
ヘニーヒューズ産駒は[0-0-1-3]。1人気に推された15年
モーニンが3着となっているが、同馬は16年が1人気7着、17年が4人気9着。16年に同じコースで施行された
フェブラリーSを制していることを考慮すると少し案外な結果と言えるだろう。今年は上位人気と目される
タガノビューティーほか、
ワイドファラオ、
レピアーウィットが該当する。
シニスターミニスター産駒は[1-0-0-4]。17年には7歳馬の古豪
インカンテーションが
白山大賞典からの連勝を飾ってみせた。また、
A.P. Indy系と大まかな種牡馬系統で捉えれば、13年3着
ベストウォーリア、18年2着
クインズサターンも好走している。今年は
スリーグランドが出走を予定しており、そのほかの
A.P. Indy系には
スマッシャー、
サンライズラポール(除外対象)が該当。