13日に東京競馬場で行われる
武蔵野S(3歳上・GIII・ダート1600m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが3番。3回で7番、11番、13番が続き、2回が4番、6番、9番、10番、12番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-1-1-17/19 複勝率10.5% 複勝回収率19%
2枠 2-2-2-13/19 複勝率31.6% 複勝回収率123%
3枠 2-0-0-18/20 複勝率10.0% 複勝回収率17%
4枠 1-1-3-15/20 複勝率25.0% 複勝回収率201%
5枠 0-2-1-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率64%
6枠 3-2-1-14/20 複勝率30.0% 複勝回収率109%
7枠 1-1-1-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率54%
8枠 1-1-1-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率131%
9個の馬番が複数回数馬券になっていることが示す通り、内外バラけて馬券になっている。東京ダート1600mは芝スタートとなるため、芝部分を長く走れる外枠有利と言われている。また、ダート競馬全般において、内枠の馬は砂を被るリスクが大きいため、不利になりやすい。
しかし、このレースに限っていえば、1枠が不利なのは確かだが、全体的には中枠が良さそう。8枠は複勝回収率131%となっているが、19年に13番人気3着(複勝2110円)した
ダノンフェイスによるところが大きく、3番人気以内に支持された馬は、13年
ゴールスキー(2番人気4着)、17年
カフジテイク(2番人気5着)、18年
ウェスタールンド(3番人気7着)と3頭とも馬券圏外に沈んでいる。この3頭に共通するのは、いずれも初角となる3コーナーを10番手以下で通過していたこと。外枠有利とはいえ、行き脚がつきにくいタイプは差し損ねる可能性が高そうだ。