クスッと笑えるだけじゃない-。今、珍名馬が熱い。1日に南関東の大井での
スモモモモモモモモを皮切りに、7日には東京で
オレデイイノカ、
オニャンコポン、福島で
オレタチハツヨイ、
アナゴサン、
オヌシナニモノなどが次々と白星を飾った。
今週は
デイリー杯2歳Sに出走する
ウナギノボリ(牡2歳、栗東・音無)に注目だ。馬名由来はそのまま「うなぎ登り」。新馬戦は4番人気ながらも力強い末脚を発揮してV。エスコートした和田竜は「ハミを取ったり取らなかったりする」と言いながらも、「逆にそれがいいのかも。真面目じゃない分、爆発力がありそう」と秘める素質を感じ取る。うなぎのような“つかみ切れない”ところが破壊力につながっている様子だった。
重賞初挑戦だった前走のサウジアラビアRCでは4着と、良血馬の強敵相手に好勝負を演じた。今回に向けて仕上がりも上々で、音無師も「調子的に悪くないし、スタートさえ出られれば“
ウナギノボリ”だね。この馬が走っても“
ビックリシタナモー”とはならないよ」と半兄の名前を引用しつつ、チャンスをにらんでいた。(デイリースポーツ・山本裕貴)
提供:デイリースポーツ