「
デイリー杯2歳S・G2」(13日、阪神)
1番人気の
セリフォスが、3戦無敗で新潟2歳Sに続く重賞連勝を飾った。道中は後方2番手。前半5F61秒3のスローペースを外から進出すると、4角では外に膨れるロスもあった。ただ、そこからの脚が桁違い。直線に入ると初コンビの藤岡佑の左ステッキに応え、メンバー最速の上がり3F33秒4の豪脚を披露。最後は内から伸びた
ソネットフレーズと首差だったが、内容は完勝だ。
鞍上は「馬が強かったです。上がりの競馬を後方から差し切っていますし、能力は高いです。かわされる感じもなかったですよ」と相棒を絶賛。本番の
朝日杯FS(12月19日・阪神)と同じ舞台で結果を残し、「(初の)右回りも大丈夫。まだ目いっぱいに仕上げた感じもないですし、楽しみです。次はもっとうまく乗れると思います」と表情も明るい。
この勝利で初の2歳マイル重賞完全制覇を達成した中内田師も、「外に膨れましたが、勢い、スピードがあり余っていましたね。緩さや幼さが残る中で結果も出してくれている。楽しみです」と期待大だ。目指すのは厩舎の先輩
グレナディアガーズに続く連覇と、17年覇者
ダノンプレミアムと同じ無敗での2歳マイル王。さらに成長を遂げ、堂々と主役として大一番に臨む。
提供:デイリースポーツ