11月21日に阪神競馬場で行われる
マイルチャンピオンシップ(3歳上・GI・芝1600m)。昨年同レース2着の
インディチャンプ(牡6、栗東・
音無秀孝厩舎)に注目。
2017年12月の阪神芝1400mでデビュー。自己条件を連勝して臨んだ2019年2月の
東京新聞杯(GIII)で重賞初制覇を飾った。
同年の
安田記念ではGI初挑戦ながら、
アーモンドアイや
アエロリットなど並み居るGI馬を破り、殊勲の金星を挙げる。続く秋初戦の
毎日王冠(GII)3着を経て、挑んだ
マイルチャンピオンシップでは、最後の直線で2着
ダノンプレミアムの内から抜け出して優勝。春秋マイル王に輝き、
JRA最優秀短距離馬に選ばれた。
父ステイゴールドには主にスタミナを武器とする産駒が多いが、本馬がマイル戦で鋭い脚を使えるのは、祖
母トキオリアリティーの血統的な影響が大きい。
トキオリアリティーの産駒には、2011年
安田記念を制した
リアルインパクトなどがおり、スピードを前面に押し出している産駒が多いのが特徴だ。
昨年は、短距離女王
グランアレグリアが春秋マイル王に輝き、その座を奪われたが、今年はリベンジを虎視眈々と狙う。