「マイルCS・G1」(21日、阪神)
G1・2勝目を狙う
シュネルマイスターは19日、2枠3番に決定。手塚師は「もう少し外の方が良かったんだけどな…」と本音を漏らした後に「外回りコースだし、そんなに前へも行かない馬。スタートも速くはないし、大外や最内という極端な枠よりはいいね」と気を取り直していた。
NHKマイルCを制した直後の
安田記念でも3着と健闘。秋の始動戦だった
毎日王冠では、その
安田記念で後じんを拝した
ダノンキングリーにリベンジを果たし、改めて存在感をアピールした。今回の事前発表馬体重は494キロで、前走から12キロ増。ひと夏を越して充実の秋を迎えた印象だ。指揮官は「
安田記念であれだけの競馬をしているし、あの時と比べたらパワーアップしている。鹿のような走りだった春と比べて、うまく走れるようになってきた」と地力強化を感じていた。
ラストランとなる2020年覇者
グランアレグリアを筆頭にラ
イバルは強力だが、「逆転はできると思っている。そんなに力差があるとは思っていないので、今の出来なら楽しめる」と期待に胸を膨らませる。現在、G1・2勝を含む21年の重賞7勝を挙げる好調トレーナーは、新王者誕生を夢見て決戦の地へ送り出す。
提供:デイリースポーツ