「ジャパンC・G1」(28日、東京)
4世代のダービー馬がそろう大一番。中でも視線を集めるのは、昨年の無敗3冠馬で、これが引退レースとなる
コントレイルだ。
休み明け初戦となった
天皇賞・秋は
エフフォーリアの2着。序盤の位置取りの差もあって、あと一歩伸び切れなかったが、評価を下げる必要は全くない。ラストランへ向けて仕上げも順調。1週前リハは栗東CWの3頭併せで圧巻の動きを見せている。自己ベストとなる6F76秒8-36秒7-12秒5に、騎乗した金羅助手は「(6F)80秒前後で行くつもりでしたが、だいぶ内を回っていたし、あまり軽過ぎても。ちょうどいいのでは」と納得の表情。文句なしの態勢で、有終の美を飾る。
今年のダービー馬
シャフリヤールも順調そのものだ。栗東CWでの1週前リハは、5馬身追走した僚馬に対し、直線軽く仕掛けられた程度で内から1馬身先着。「G1に向けて順調に来ている」と藤原英師。
神戸新聞杯は不良馬場もあって4着と伸び切れなかったが、これは度外視していいだろう。強い3歳世代において頂点に立った実力に注目だ。
2頭が一歩抜けた存在だが、
アルゼンチン共和国杯を連覇した
オーソリティ、
京都大賞典で5年ぶりに勝った16年ダービー馬
マカヒキ。昨年の
菊花賞で
コントレイルを首差まで追い詰めた
アリストテレスも侮れない。
そして今年は外国から3頭が参戦。A・オブライエン厩舎が送り出す2頭は、ブ
リーダーズCターフからの臨戦となるブルームとジャパンだ。決め手では甘いところもあるが、そろって大舞台で安定した走りを見せている点は侮れない。もう1頭はここがラストランとなる
グランドグローリー。前々走のジャンロマネ賞でG1初制覇を決めており、実績は申し分ない。
提供:デイリースポーツ