スマートフォン版へ

【ジャパンC】ブルーム 威風堂々 名門A・オブライエン厩舎が05年以来の外国馬V狙う

デイリースポーツ
  • 2021年11月24日(水) 06時00分
 「ジャパンC・G1」(28日、東京)

 05年のアルカセットを最後に外国馬Vは途絶えたまま。15連勝中の日本馬の牙城を打ち崩すべく、2021年は3頭の外国馬が来日。アイルランドのA・オブライエン厩舎からはブルーム(牡5歳)、ジャパン(牡5歳)の2頭のG1ホースが“刺客”として送り込まれてきた。ここが引退レースと決まっているフランスのグランドグローリー(牝5歳)とともに、欧州勢が虎視たんたんと牙を研いでいる。

 世界的名伯楽のA・オブライエン師が、3年ぶりに実力馬を日本に送り込んできた。過去に4頭を参戦させるも17年アイダホの5着が最高着順。とはいえ、21年のメンツはひと味違う。その筆頭が、21年の仏G1・サンクルー大賞を制したブルームだ。

 2歳時から欧州の大レースに挑み続け、6度目のG1挑戦でついに初戴冠。とりわけ21年は〈4・4・0・2〉と好調で、重馬場で崩れた凱旋門賞11着を除く9戦で4着以内を確保している。前走のBCターフも4角先頭から見せ場十分の2着に好走しており、目下の勢いは侮れない。

 火曜朝は輸入検疫先でもある千葉県白井市・競馬学校のダートをF15〜20秒程度のキャンターで1周(1400メートル)し、10分弱のインターバルを挟んでからもう1周。ゴール地点の手前あたりから加速し、しまいは1F14秒ほどに伸ばしてフィニッシュした。僚馬ジャパンを常に先導する形で、威風堂々とした立ち居振る舞い。キーティング助手も「両馬ともリラックスしていて、厩務員の2人(ともに元障害騎手)も馬の状態に満足しています」と出来に太鼓判を押す。

 外国馬で最後に馬券に絡んだのは、ブルームの父オーストラリアの母にあたるウィジャボード(06年3着)。血統表に光る名が、日本の馬場適性を静かにアピールしている。名手ムーアとのコンビで、05年アルカセット以来の外国馬Vをやってのける可能性は十分だ。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す