27日に阪神競馬場で行われるラジオNIKKEI杯京都2歳S(2歳・GIII・芝2000m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、今年も開催日割の変更に伴い阪神芝2000mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。

【枠順別成績(2020年以降)】
1枠　11-9-12-68/100　複勝率32.0％　複勝回収率77％
2枠　8-6-9-82/105　複勝率21.9％　複勝回収率76％
3枠　11-5-11-81/108　複勝率25.0％　複勝回収率77％
4枠　5-7-13-86/111　複勝率22.5％　複勝回収率64％
5枠　8-14-12-87/121　複勝率28.1％　複勝回収率67％
6枠　19-10-9-93/131　複勝率29.0％　複勝回収率68％
7枠　12-20-11-97/140　複勝率30.7％　複勝回収率76％
8枠　11-12-7-119/149　複勝率20.1％　複勝回収率42％

【2021年5回阪神開催】
1枠　1-0-1-6/8　複勝率25.0％　複勝回収率15％
2枠　1-0-0-8/9　複勝率11.1％　複勝回収率12％
3枠　0-0-1-8/9　複勝率11.1％　複勝回収率17％
4枠　1-1-2-5/9　複勝率44.4％　複勝回収率70％
5枠　1-2-3-4/10　複勝率60.0％　複勝回収率144％
6枠　1-1-0-10/12　複勝率16.7％　複勝回収率29％
7枠　1-2-0-8/11　複勝率27.3％　複勝回収率49％
8枠　2-2-1-6/11　複勝率45.5％　複勝回収率125％

　1枠の複勝率、8枠の複勝回収率を見る限り、内枠有利。内回りコース、スタート直後に上り坂、初角までの距離もそれほど長くないというコースの特徴に沿った傾向といえる。

　今年は京都改修の影響により、Aコース8週目と例年とは異なるコースローテーションとなる。そこで、今年の5回開催に絞ったデータを出してみた。

　8枠が複勝率45.5％、複勝回収率125％と素晴らしい成績を収めている一方、1〜3枠は揃って複勝回収率10％台。今年に限っては、内枠はかなりマイナスと考えてよいだろう。外枠から、ある程度、進路を選んで走れるタイプが有利になりそうだ。