スマートフォン版へ

【東海ゴールドカップ予想】“東海の有馬記念”今年は例年以上の混戦ムードで、いっそう見逃せない!

  • 2021年12月30日(木) 18時00分
 笠松の大みそか恒例の名物重賞は“東海の有馬記念”と位置付けられているレースで注目度が高い。今年は例年以上の混戦ムードで、いっそう見逃せない。

 まず最近5年間のデータを少し紹介したい。

1.1番人気馬はわずか1勝。一見、信頼度は低いようだが、【1・2・2・0】と馬券にはしっかりと貢献。しかも2010年〜16年は7年連続して1番人気馬が優勝。今年は人気割れ必至で、1番人気を予想しにくいが、マークシートに塗りたいものだ。

2.優勝馬の馬齢は16年から8,8,9,3,6歳と、高齢馬のVが多いのも特徴の1つ。

3.先行有利がセオリーの小回り笠松にあって、東海GCに限っては逃げ受難だ。16年から1周目1角を先頭で通過した馬の成績は10,9,5,9,10着。馬券に全くつながらないのは、驚くべきデータと言えるのではないか。

 最近の好走例にもあてはまる、決め脚自慢の◎キーグラウンド(牡7、川西毅厩舎)から狙っていきたい。中央4勝馬の実力派は転入後、重賞では7月の名港盃4着が最高と重賞成績はもうひとつ。ただ、中央在籍時の18年のJpnIII・名古屋大賞典では3着に食い込んだ、輝く実績がある。事実、重賞以外の東海のA級戦では7戦無敗。まくり気味に外をまわって直線一気! 破壊力満点の差し脚を爆発させ続けている。余裕ある仕上げで臨んだ休養明けの前走をひと叩きし、さらに上昇気配。念願の初タイトルに機は熟した。

 近年ない、今年の東海ダービー馬、○トミケンシャイリ(牡3、竹下直人厩舎)の参戦が、大会をさらに盛り上げそうだ。東海ファンなら誰もがご存じ、3歳三冠レースをすべて仕留めた飛び切りの好素材。7F戦が3戦続くが、猛者ぞろいの笠松GPでも勝負どころで見せ場を作ってみせた。適距離に久々に戻った一戦。19年には当時3歳だったニューホープが優勝してみせた。フレッシュなスピードが再びスパークしていい。

 地元笠松勢では▲ウインハピネス(牡6、森山英雄厩舎)に期待が掛かる。笠松・オータムC(19年10月)優勝馬で、直後の交流重賞・笠松GP(同年)でも3着に活躍。その後南関でもまれて再び戻ってきた。ステップのオープンを2戦消化し、むかえた本番。【6・6・1・0】の抜群の相性を誇る得意コースで重賞2勝目をうかがう。

 穴は△メイプルブラザー(牡7、伊藤強一厩舎)のいきなり劇。中央オープンで活躍した実績派は、園田A1でもコンスタントに好走した。休養明けをひと叩きしての転入戦でもある。手探り面ある初戦も軽視はできない。

(文・西尾敦)

年末年始の全27レースを徹底解説!予想情報も無料公開中!



みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す