ダート短距離のオープン特別は1400mのほうが多数で、「直線に坂があるダート1200m」は特殊な部類に入る。よって、他コースでの好走がここでの活躍に直結するわけではない。創設以降の13回で1番人気は1勝しかしていないように、基本的に波乱含みの一戦だ。
1.若い馬が中心
このカテゴリーはレースでの消耗が少ないものあって、高齢まで現役を続ける馬が少なくないが、本レースにおいては若い馬の方が活躍しやすい傾向にある。過去全13回の年齢別の連対率は、3歳馬が22.2%、4歳馬が20.0%、5歳馬が15.3%、6歳馬が10.9%、7歳以上馬は2.2%。
2.休み明けは不振
過去13回で、中1〜3週の馬が9勝しており複勝率も23.9%と上々。対して、中4〜8週の馬は3勝で複勝率16.3%、中9週以上だと1勝で複勝率は12.1%。休み明けより、1度使われてきた馬が活躍傾向。
3.距離短縮組
過去13回で、前走も1200mを走っていた馬は[3-7-6-98]で複勝率14.0%なのに対し、今回距離短縮となる馬は[10-6-7-65]で複勝率26.1%。また、距離短縮組は単複共に回収率が100%を超えている。
ゲンパチフォルツァは東京ダート1600mの青竜Sを制した実績があるように流れ次第では距離がこなせないというわけではなさそうだが、おそらくベストは過去2戦2勝の中山1200mだろう。前々走は出遅れがあり参考外として、前走は1400mながら先行して粘って5着と古馬相手のオープン戦で目途が立つ走りをしており、距離短縮の今回巻き返しは必至。