12日に阪神競馬場で行われる
阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳・牝・GI・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる7回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で3回の
ダイワメジャー、
ステイゴールド、
クロフネ、
ハーツクライが続く。
ディープインパクト産駒は[3-2-2-10]。11年
ジョワドヴィーヴル、14年
ショウナンアデラ、18年
ダノンファンタジーの3頭が勝ち馬として名を連ねており、昨年も
サトノレイナスがハナ差2着の惜敗を喫していた。なお、1〜5人気[3-2-2-4]、6人気以下[0-0-0-6]、3着以内に好走した7頭は5人気以内の支持を集めた上位人気馬に限られる。今年は抽選対象の
スプリットザシー、
パーソナルハイの2頭が該当。
初出走となる
シルバーステート産駒は
ウォーターナビレラが上位人気と目される。同種牡馬は阪神芝1600mで[0-0-0-7]と好走例がないものの、7頭のうち5頭は単勝28倍以上の人気薄でもあった。なお、
ディープインパクトの後継種牡馬としては
キズナが産駒初出走で2着(19年
マルターズディオサ)となっている。
同じく初出走となる
エピファネイア産駒は
サークルオブライフ、
タナザウィング(抽選対象)の2頭が特別登録。同種牡馬は阪神芝1600mで[9-10-7-48]複勝率35.1%と
ディープインパクト([117-93-90-530]複勝率36.1%)に匹敵する好走率を記録しており、とくに牝馬は7勝を挙げるなど[7-5-6-29]複勝率38.3%と活躍が目立つ。
ロードカナロア産駒は[0-0-0-3]。内訳は17年
グリエルマ(13人気7着)、19年
ヤマカツマーメイド(7人気5着)、19年
ボンボヤージ(10人気10着)。思いのほか出走例が少なく、上位人気の支持を集めていた馬も皆無であることを考慮すれば、全頭人気以上の着順で入線していることを評価したい。今年は
キミワクイーン、
ステルナティーアの2頭が該当する。