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アグネスデジタルが死亡 “稀代のオールラウンダー” 芝とダートでGI勝利

  • 2021年12月09日(木) 12時42分
 2001年の天皇賞秋や2002年のフェブラリーSなどを制したアグネスデジタルが死亡したことがわかった。24歳だった。

 ジャパン・スタッド・インターナショナルが8日、発表した。

 アグネスデジタル父Crafty Prospector母Chancey Squaw、母の父Chief's Crownという血統の米国産馬。現役時代は白井寿昭調教師の管理馬。

 1999年9月の3歳新馬戦(ダ1400m)でデビュー。折り返しの新馬戦で勝ち上がりを決めると、11月に自己条件、12月に全日本3歳優駿を制した。

 翌年もダート戦を中心に出走し、名古屋優駿ユニコーンSと重賞2勝をあげていたが、芝では未勝利のまま11月に芝GIのマイルCSに出走。それまで4戦して一度も勝ち星がなかったことから13番人気の低評価で迎えた一戦だったが、上がり最速タイの脚を使って優勝。GI初制覇を果たした。

 2001年も芝・ダートの二刀流で活躍。南部杯、天皇賞秋、香港Cと地方、中央、海外でGI・3連勝。その活躍が認められ、同年のJRA賞最優秀4歳以上牡馬に輝いた。

 その後も2002年にフェブラリーS、2003年に安田記念を制し、GI勝利数を6に伸ばして引退。なお、同馬はグレード制導入後、初めて芝・ダート双方でGI勝利をあげた馬となった。通算成績は32戦12勝(うち地方8戦4勝、海外3戦1勝)。獲得賞金は7億3092万円(うち地方1億8530万円)。

 引退後はビッグレッドファームで種牡馬入り。父として芝・ダート双方の重賞制覇を果たしたヤマニンキングリーや、2016年東海S覇者アスカノロマンなどを送り出した。今年種牡馬を引退したばかりで、十勝軽種馬農業協同組合・種馬場で余生を過ごしていた。

(ジャパン・スタッドブック・インターナショナルの発表より)

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