南関東の新春開催名物、報知
オールスターCが3日、
川崎競馬場のダート2100mで行われる。1着馬には
川崎記念・JpnI、
ダイオライト記念・JpnIIへの優先出走権が与えられる一戦で、昨年の覇者・
タービランスは後に
川崎記念で4着と健闘しているだけに、58回目となる今年も目が離せない。
ノーヴァレンダ(川崎)は
JRA所属だった2歳時に、
全日本2歳優駿・JpnI(川崎1600m)を制覇。その後も、
白山大賞典・JpnIII(金沢2100m)で3着、
佐賀記念・JpnIII(佐賀2000m)で3着と好走してきた実力派だ。
川崎転入後は(2)(1)着で、このレースの
トライアルだった前走は逃げて7馬身差の圧勝。勝ちタイム2分13秒8は、報知
オールスターCが07年に2100mとなってからのレースレコードを大きく上回る破格の好時計だ。鞍上は昨年の南関リーディング
森泰斗という無敵のコンビで、年明けの名物レースに挑む。
大井から参戦の
セイカメテオポリス(大井)は、これまで川崎は2戦して(2)(1)着のコース巧者。昨年9月の
戸塚記念・SIは、直線で馬の間をすり抜けて脚を伸ばし、1馬身差でVという強い競馬だった。前走の
勝島王冠・SIIは直線で前が壁になり、何度もブレーキがかかるなど展開に恵まれなかった。それでも、勝ち馬と0秒2差だったのは、力がある証拠だ。得意の川崎コースに替わって反撃に出る!
一昨年の
羽田盃・SIの覇者
ゴールドホイヤー(川崎)は、はまった時の爆発力が怖い。前走の
勝島王冠・SIIは不良馬場に脚を取られて自慢の末脚は不発に終わったが、良馬場なら違うばず。さらに、今回は斤量も1kg軽い56kgでの参戦。うまく流れに乗れに乗れれば巻き返せる。
元
JRAオープンの
タイサイ(大井)も侮れない1頭。南関転入後は2連勝と、環境の変化で才能を開花させている。川崎2100mの
戸塚記念で2着の
トランセンデンス(浦和)、長めの距離を得意とする
ブラヴール(船橋)なども上位争いに加わりそうだ。
(文:スポーツ報知記者・志賀浩子)
◇川崎競馬特集ページでは川崎全レースの予想印を無料公開中!