3日、
川崎競馬場で行われた第58回報知
オールスターC(4歳上・重賞・ダ2100m・1着賞金2000万円)は、先手を取った
森泰斗騎手騎乗の1番人気
ノーヴァレンダ(牡6、川崎・
内田勝義厩舎)が、そのままゴールまで逃げ切り、2着の11番人気
エルデュクラージュ(セ8、船橋・
川島正一厩舎)に2.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分14秒4(良)。
【
森泰斗騎手】
「手応えはあったんですけど、2100mのレースとしては結構番手の馬に執拗に突かれたというか、そう楽でないラップを刻んでいたと思うんで、そんなに余裕は感じられませんでした。最後はちょっとキツそうにしてました。なかなか今日の逃げで勝つ馬というのは少ないと思うので、完全復活していると言っていいと思います。
(自身の今年の目標としては)
毎年同じなんですけど、一つでも多く勝ちたい、大きなレースを勝ちたい、まあ、そればかりで、いい意味で変わらず一年過ごしていければと思っています。
今日は人気に応えられてホッとしています。次は交流重賞やビッグレースに挑んでいくと思います。この馬と一緒に頑張っていきたいと思っています。またご声援ください」
【
内田勝義調教師】
「キツかったですけど、よく我慢してくれました。ペースが流れていましたし、大井の馬(
タイサイ)に競られていてキツかったです。でも、これで勝ってくれたということは底力があるということなので、また次走も楽しみです。上がりが何ともなければ、やはり
川崎記念にと思っています。
今のところ、脚元などに問題はないです。転入後、スタッフのケアのおかげで締まった走れる体になってきました。あと、(
ミッドウェイファームでの)坂路調教がいいと思います。初戦よりも前回、前回よりも今回と、どんどん良くなっています。これで(森騎手の言うように)復活じゃないかなと思っています。
ここを勝って、まずは一安心しました。落とせないと思っていましたので」
(取材、撮影:高橋正和、編集:netkeiba.com)