「2021年度
JRA賞」の受賞馬選考委員会が11日、JRA西新橋本部で行われた。
歴史の扉をこじ開けた実績が評価された。最優秀4歳以上牝馬に選ばれたのは、
ラヴズオンリーユー。
JRA賞の選定対象である主催競走こそ
京都記念1着、
札幌記念2着の2走だけだったが、海外で4戦して3勝3着1回。中でも、11月の米G1・BCフィリー&メアターフでは、日本馬初となるブ
リーダーズカップ制覇の快挙を成し遂げた。
さらに、日本馬では19年
ウインブライト以来2頭目となる春のクイーンエリザベス2世C、秋の
香港Cと香港の春秋2000メートルG1制覇も達成。矢作師は「去年の正月にこんな成績は考えられなかった。自分のレース選択と馬の成長が合致してくれたことが何よりうれしいです。こちらも次の仕事が待っているので、いい子どもができることを楽しみにしています」と喜んだ。
既にターフを去っている名牝の引退式は、当初の今月29日ではなく同30日に東京競馬場で予定。もう一つの勲章を胸に、ファンに別れを告げる。
提供:デイリースポーツ