「2021年度
JRA賞」の受賞馬選考委員会が11日、JRA西新橋本部で行われた。
ジャパンCで有終の美を飾った
コントレイルが、最優秀4歳以上牡馬に選出された。
昨シーズンは苦しい立ち上がりとなった。初黒星を喫した20年のジャパンC(2着)の敗戦を引きずるように
大阪杯で3着に敗れると、秋初戦の
天皇賞・秋も2着。それでも、無敗の3冠馬はやはり強かった。リベンジを誓ったジャパンCで、他の追随を許さない圧巻のパフォーマンスを披露。ラストランを勝利で飾り、真の実力を証明してみせた。
激動の一年に、矢作師は「本当はもっとファンの皆さんに姿を見てほしかったけど、なかなか脚元との戦いが厳しくなって、3回しか出られなかったことは残念でした。最後にようやく、この馬の強さを見せられたのかな、とは思います」と話し、安どの表情を浮かべた。
現在は北海道安平町の社台スタリオン
ステーションでけい養中。今後は
ディープインパクトの最高傑作として、血統を後世へつないでいく。「その仕事が待っているからこその引退。期待しています」。夢の続きは2世に託された。
提供:デイリースポーツ