京成杯に管理馬を登録している17人の調教師のうち、2016年以降の中山芝2000mにおける勝利数、複勝率、複勝回収率をもとに抽出。
京成杯で馬券的にも「見逃せない調教師」とは?
3位は
鹿戸雄一調教師。集計期間内に中山芝2000mで15勝を挙げ、複勝率は31.1%。昨年の
皐月賞を
エフフォーリアで制しているのは記憶に新しいところで、年が明けても、1月5日の中山12Rを
レッドライデンで勝利している。
今年は
サンストックトンが出走予定。デビューから2戦勝ちあぐねたが、デビュー戦はここでも人気が予想される
ホウオウプレミアとクビ差。2戦目の2着もこの中山芝2000mを2分00秒7で駆けており、巡り合わせが悪かったに過ぎない。中山向きの先行力を備えており、有力候補の一頭だろう。
2位は
藤岡健一調教師。集計期間に中山芝2000mで3勝を挙げ、複勝率は40.7%。27回出走して11回馬券に絡んでいる。栗東所属だが、このコースへの相性は抜群だ。18年の
皐月賞を
サンリヴァルで9番人気2着しており、昨年の
京成杯は
テンバガーで6番人気3着だった。
今年は
ヴェールランスが出走予定。
桜花賞馬
ジュエラーを母に持つ素質馬だ。先行して渋太い脚を使える、いかにも中山向きのタイプ。適性を見越しての東上だろう。
第1位に輝いたのは
国枝栄調教師。集計期間内に中山芝2000mで16勝を挙げ、複勝率は40.2%。複勝回収率も89%とまずまずの数字が残っている。5番人気以下に絞ると複勝率26.8%、複勝回収率105%になるので「ブランド厩舎だが人気の盲点になっている」というパターンが狙い目。
今年は
ロジハービンが出走予定。昨年12月に、この中山芝2000mで未勝利戦を勝ち上がっている。その前走は着差以上に強い内容。大型馬なので使われての上積みも大きいだろう。手頃な人気にとどまるようならば、ぜひ、買い目に加えたい一頭だ。