フェアリーSを豪快な末脚で差し切った
ライラック。初黒星を喫した京都2歳S(8着)のうっぷんを晴らし、
相沢郁調教師(62)=美浦=も「やはり走る馬だろ」と胸を張った。
厩舎も22年年頭に最高の好ダッシュを決めた。5日のオープニングレース(中山1R)を勝ち、8Rも制した。
フェアリーSの1勝を含めて現在3勝。関東リーディングに立つ幸先の良さだ。今週は3重賞に期待馬を送り込む。
京成杯に
テラフォーミング、
日経新春杯に
プレシャスブルー、そして
愛知杯に
スライリー。いずれも一発のあるラインアップだ。
東スポ杯2歳S9着の
テラフォーミングは「追い切りでは動いている」と巻き返しに燃える。
中日新聞杯12着の
プレシャスブルーは「前走は前残り。後ろで何もできなかった。あんな馬じゃないから」。
スライリーも「折り合えればチャンスはある」と意欲を見せる。常に年間20勝台をキープしていたが、21年は10勝止まりとまさかの不振に終わった。いざ反攻へ-。22年の相沢厩舎は違う。(デイリースポーツ・村上英明)
提供:デイリースポーツ