13日、
船橋競馬場で行われた第66回
船橋記念(4歳上・重賞・ダ1000m・1着賞金1200万円)は、2番手に付けた
御神本訓史騎手騎乗の3番人気
キモンルビー(牝5、船橋・
川島正一厩舎)が、直線で先頭に立ってゴールまで押し切り、道中直後を追走していた2番人気
カプリフレイバー(牡5、船橋・
稲益貴弘厩舎)に1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは59秒3(重)。
【
御神本訓史騎手】
「前回の
トライアルでも一生懸命走ってくれたんですけど、こういう一線級のス
プリンターが揃った場所できっちり勝ち切ってくれる馬に本当に感動しました。自分自身のことですが、4年連続で勝たせていただいているレースなので特別な思いがありましたし、
キモンルビーにとっても重賞初挑戦ということで、レース前から作戦を練りながら騎乗しました。
同じオーナーさんの馬を見ながらレースを進めたんですけど、予想通りの展開になりましたし、それに馬もしっかり応えてくれました。気分良く行けたので、このメンバーの中でどのくらい辛抱してくれるかなと思ったんですけど、馬が力強い走りをしてくれて、いい結果につながったと思っています。
今日は53.5kgと軽量だったんですけど、これからはクラスも上がって斤量も増していくと思うので、それにきっちり応える走りをしてもらいたいと思っています。
(自身の
船橋記念5連覇は)本当に縁があるのか、馬は違いますが、スタッフがしっかり仕上げてくれて、馬が走ってくれての結果なので感謝しかありません」
【
川島正一調教師】
「預かった当初はまだまだでしたが持っている能力は高かったので、食べさせて仕上げていったんですが、連勝がここまで伸びて重賞までとは正直思っていませんでした。
斤量を生かした乗り方をと話していましたが、スタートしてみたらこの馬が速かったですね。(このメンバーでも)前で競馬できるとは話しており、無理に行ってるわけでもなかったです。直線はもうひと伸びするとは思っていました。あとは追撃組がどれくらい来るかなと見ていました。
今後の一番の目標は
習志野きらっとスプリントですが、次走などについてはオーナーさんと協議して決めます」
(取材、撮影:高橋正和、編集:netkeiba.com)