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【日経新春杯】傾向がつかめない超難解戦? 昨年に続く大荒れ馬券を狙っていけ!

  • 2022年01月16日(日) 07時35分
 今週末からは中山と中京に加え、小倉を加えた3場開催がスタートする。

 重賞も土曜日に愛知杯(GIII・中京芝2000m)、日曜日に京成杯(GIII・中山芝2000m)と日経新春杯(GII・中京芝2200m)と合計3レースが開催される。

 なかでも注目を集めるのはGII・日経新春杯。例年は京都競馬場の芝2400m施行のレースだが、京都競馬場改修の影響で今年も中京芝2200mの開催となる。昨年は7番人気ショウリュウイクゾが勝ち、2着にも13番人気ミスマンマミーアで馬連5万円台、3連単は96万円台の大波乱となった。今年も荒れるのか、それとも堅いのか? いつものように過去10年データから馬券のヒントを探っていこう。

1.過去10年で1番人気は4勝。馬券圏内キープ率は?

 施行距離も競馬場も例年とは違うので、過去10年データがどこまで通用するかはわからないが、とりあえず人気上位馬の傾向は掴んでおきたい。

 1番人気馬は過去10年で4勝。成績は【4-3-0-3】。馬券圏内キープ率は70パーセント。3着だったことはないので、買うならば馬連・馬単の軸ということだろう。

 2番人気馬の成績は【3-1-0-6】で馬券圏内キープ率は40パーセント。3番人気馬は【0-1-1-8】で20パーセント。人気が下がると徐々にキープ率は悪くなる。

 頭で狙うならば1番人気か2番人気。これが確率70パーセントの正攻法。ちなみに1、2番人気が勝っていない3回は、それぞれ10、6、7番人気馬の勝利。ここをピンポイントで狙っていくのはかなり難しいだろう。

2.堅いのか、荒れるのかは読めないレース?

 過去10年結果を見ると、極端に堅い年もあるが、荒れる年はキッチリ荒れるという傾向がある。

 馬連では500〜600円台の配当が4回。1000円台が2回。2000円台1回。4000円台1回。1万円台1回。そして昨年の5万円台が1回となっている。それぞれ堅かった年は3連複・3連単も堅めの決着。荒れた年は3連複・3連単も高配当になっている。

 つまり傾向は不明…。ただ昨年中京芝2200mになった途端大荒れしたので、今年も荒れ期待のスタンスで馬券を組むのもアリだろう。

3.傾向顕著な関西勢90パーセント優勢?

 元々は京都開催なので関西馬の出走が多く、関西勢優勢になるのは仕方ないことではあるが、過去10年結果としてはそれがかなり極端に出ている。

 過去10年で関西馬が9勝。馬券圏内30頭中、関東馬はわずか3頭だけだ。ちなみに勝った唯一の関東馬はグローリーヴェイズ(19年1番人気1着)。前走菊花賞5着の明け4歳馬だった。ほかの2頭はシュペルミエール(19年)とモンドインテロ(17年)だがどちらも3着。人気は3番人気と4番人気だった。つまりは人気薄の関東馬はこれまで出番がない。今年は関東馬の出走は4頭。いずれも人気上位という感じではないのでかなり厳しいだろう。

4.牡馬か牝馬か。ハンデ傾向はあるのか?

 牡馬と牝馬の割合としては、完全に牡馬優勢。

 過去10年での馬券圏内30頭中、牝馬は3頭しかいない。まあ例年、同じ週に牝馬限定で同じハンデ戦の愛知杯が設定されているのでこれも仕方ないところ。

 しかし昨年は、2着に牝馬ミスマンマミーアが13番人気ながら食い込んでの大波乱。ちなみにそれ以外の2回はともにフーラブライド(14年3着・15年2着)の好走。率としては少ない牝馬勢だが軽視はできない。今年はクラヴェル1頭だけの出走になりそうだが、前走エリザベス女王杯3着という実績からは有力馬となるだろう。

 一方のハンデによる傾向はどうだろう。

 優勢なのは55キロ勢による4勝。ただそれ以外は、52キロから58.5キロまでほぼ満遍なく勝っている。このハンデによる傾向も顕著には出ていないのだ。

 馬齢による傾向としてはやや4歳勢が優勢。

 枠番による傾向は5枠と8枠の勝利馬が出ていない。馬券傾向としては内枠のほうがちょっとだけ優勢という程度だ。

 全体的にこれだけ特徴がつかめない重賞も珍しいくらいの一戦。キーワードとしては、関西馬、牡馬、4歳、55キロ、内枠、というのがやや有利となる程度だ。今年も超難解なレースとなってしまったが、馬券構成で上手く立ち回っていくしかない。

(netkeiba編集部)

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