2002年のNHKマイルCなどを制したテレグノシスが30日、死亡したことがわかった。23歳だった。

　ジャパン・スタッドブック・インターナショナルが31日、発表した。

　テレグノシスは父トニービン、母メイクアウイッシュ、母の父ノーザンテーストという血統。通算成績は37戦5勝。現役時代は杉浦宏昭調教師の管理馬。

　2001年11月の2歳新馬戦(ダ1600m)でデビュー。2002年のNHKマイルCで初重賞をGIで飾ると、2003年京王杯SC、2004年毎日王冠を制し、重賞3勝。

　安田記念4年連続出走(2003年〜2006年)、マイルCS5年連続出走(2002年〜2006年)と、マイル戦線で長く活躍。海外でも4戦し、2003年に行われたジャック・ル・マロワ賞(仏G1)では3着に好走した。

　2006年のマイルCS(11着)でレースを引退し、2007年からレックススタッドで種牡馬入り。産駒としては、重賞3勝を挙げたマイネイサベルなどを輩出した。

　2012年に種牡馬引退後は、札幌にある乗馬クラブ・モモセライディングファームで功労馬として余生を過ごしていた。

【モモセライディングファームの百瀬利宏氏のコメント】
「こちらに移動してきたのは2012年の夏のことなので、もう10年になります。

　移動してきたばかりの時はとても元気で扱いが大変でしたが、少し経つと性格も大人しくなり扱いやすくなりました。

　10年間彼と共に楽しいときを過ごすことができとても幸せでした」

(ジャパン・スタッドブック・インターナショナルの発表より)