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【東京新聞杯】今年も牝馬!ファインルージュの太田有助手「広い東京に替わるのはプラス」/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2022年02月02日(水) 18時01分
 GIII東京新聞杯(6日)の舞台はスピードと持久力が求められる東京芝1600メートル。過去にはハットトリックスズカフェニックスローレルゲレイロらが、ここを勝って後のGI制覇へとつなげた。

 そんなレースの近年のトレンドは“牝馬の活躍”。過去5年の出走馬73頭中、牝馬の出走はわずか9頭ながら、<2214>という好成績を残している。

 春のGIヴィクトリアマイルと同じレイアウトで行われるGIII。大舞台を意識する質の高い牝馬が、あえて牡馬相手の重賞にエントリーし、結果を残しているのが近年の東京新聞杯の実態だ。

 てなわけで当然、今年も牝馬に注目。とりわけ期待が高まるのは明け4歳のファインルージュだろう。昨年は牝馬3冠にフル参戦して桜花賞3着、秋華賞2着と世代トップクラスの走りを披露した実力馬だ。

 東京コースはこれまで1勝1敗。距離が長かったオークスこそ11着と崩れたが、1400メートルの未勝利戦では2馬身差の快勝。番頭格の太田有助手も「前走の秋華賞はいつもより3角過ぎで勢いがつかず、それが最後に響いた感じでした。エンジンがかかるのに時間がかかるので(阪神内回りから)広い東京に替わるのはプラス」とコース適性の高さをアピールしつつ、「春に向けていい走りを」と同舞台のヴィクトリアマイルをはっきりと見据えている。

 一方で勢いのある4歳牝馬の前に立ちはだかるのは、5歳牝馬のマルターズディオサではなかろうか。一昨年のGIII紫苑Sを最後に勝ち星から遠ざかってはいるものの、その後も牡馬相手のGII阪神C2着、東京コースでもGII府中牝馬S3着などレベルの高い走りを披露し続けている。

 今回、初めてコンビを組む松岡正海は「1週前追い切りにまたがらせてもらったけど、走りのバランスがいいし、思った通りの背中の良さだった。どんなレースができるか楽しみ」と確かな手応えを感じている様子だ。

 くしくもファインルージュマルターズディオサの父は同じキズナ。今年の東京新聞杯キズナ産駒の牝馬2頭の走りに注目していただきたい。

(美浦のワークマン・藤井真俊)

東京スポーツ

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