3月10日(木)に
名古屋競馬場、ダート1900mで行われる
名古屋大賞典。昨年、このレースを制した
クリンチャー(栗東・
宮本博厩舎)が、今年も同レースへの出走を予定しており、今朝16日はレースに向けた追い切りを行っている。
馬の少ない時間帯、CWへ1頭で入場。その背中には担当の長谷川万人調教助手だったが、その表情には笑顔が。これを見ただけで、帰厩してからの状態が良いのでは、と察することをできたが、実際に馬場へ入ってからのキャンターも躍動していた。
ちなみに、今までの休み明けはどうも重たい動きというイメージだったが、今回は道中から走りが軽い。最後の直線もしっかり伸びていて、時計は6F83.7〜5F68.7〜4F53.7〜3F38.3〜2F24.4〜1F12.2秒。最後まで余力十分といった動き。
昨年も
佐賀記念、
名古屋大賞典と連勝したり、2018年には2月の
京都記念で重賞制覇。この時季が合うタイプなのかも知れないが、レースまでたっぷり時間のある、この段階でこの動きなら、今年の
クリンチャーも楽しみといった感じ。
(取材・文:井内利彰)