20日に小倉競馬場で行われる
小倉大賞典(4歳上・GIII・芝1800m・ハンデ)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる9回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で4回の
キングカメハメハが続き、3回が
ダイワメジャーとなっている。
ディープインパクト産駒は[3-4-2-12]。14年
ラストインパクト、16年
アルバートドック、20年
カデナと3頭の勝ち馬を出すほか、15年3着
ダコールは11人気、17年2着
ヒストリカルは8人気、20年2着
ドゥオーモは10人気と伏兵の好走も目立つ。なお、3着以内に好走した延べ9頭のうち4頭が7歳以上の古豪だった。今年は
アイスバブル、
カデナ、
サトノアーサー、
スーパーフェザー、
ランブリングアレーの5頭が特別登録。
キングカメハメハ産駒は[1-2-1-11]。3着以内に好走した馬の内訳は、13年1着
ヒットザターゲット、14年2着
カフナ、18年3着
スズカデヴィアス、21年2着
ボッケリーニ。いずれの好走馬もハンデ56.5kg以上を課せられており、まだハンデ56kg以下は[0-0-0-9]と好走例がない。今年は
ブラヴァス、
ヴァイスメテオールの2頭が出走を予定している。
初出走となる
ドゥラメンテ産駒は
アリーヴォが上位人気と目される。同種牡馬は小倉芝1800mで[5-3-3-15]、勝率19.2%・複勝率42.3%と瞠目に値する成績を残しており、
アリーヴォ自身も当該コースで2勝の実績を持つ。なお、昨年は
ドゥラメンテの叔父にあたる
ルーラーシップの産駒が初出走を果たし、そのうちの1頭となる
ディアンドルが12人気3着と激走していた。