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【フェブラリーS予想】4歳世代「大不振」を証明する数々の理由…。若さが「決め手」のダートGIも今年は違う!?

  • 2022年02月19日(土) 05時00分
 毎年言っているのですがフェブラリーSは、若い馬(特に4歳・5歳)が有利なレースです。東京ダート1600mは、トップスピードの速さが活きる舞台で年齢を重ねるとスピードの対応が難しくなります。パワーや器用さでカバーできる地方交流重賞で勝てていても、東京ダート1600mで行われるダート界最高峰レースでは、スピード対応を他の適性でカバーしきれずに勝つことが難しくなっています。今年は先週の雨の影響や週末の天気次第で、例年以上にスピードが問われることから、1着まで持ってくることに若さの優位性が上がると考えています。

 ただ、今年の4歳世代が芝路線とは真逆で、ダート路線は大不振。ジャパンダートダービーを地方馬のキャッスルトップに勝たれた世代。チャンピオンズCは芝路線からソダシが出走しただけ。東京大賞典は中央馬の3歳馬は出走なし。マイル路線のユニコーンS上位馬も、その後OP特別でも結果が出ず。

 5歳世代は、ダート界トップにいるテーオーケインズが海外挑戦で出走せず。去年のフェブラリーS以降好走がないカフェファラオ根岸S勝ち馬テイエムサウスダンチャンピオンズC15着のサンライズホープの3頭だけで、例年に比べたら手薄。

 勢いや成長力もある4歳・5歳が手薄だと浮上してくるのが6歳馬。過去10年で6歳馬が3勝しているのですが、12年のテスタマッタが勝った年は1〜5番人気までが6〜7歳。6番人気に4歳馬でNHKマイルC勝ち馬で初ダートのグランプリボス。18年のノンコノユメが勝った年は、ゴールドドリームの出遅れが酷すぎたラッキーがありましたが、実質過去好走馬のワンツー。20年モズアスコットが勝った年も、1〜3番人気が6歳馬。4番人気に5歳馬アルクトス。4歳・5歳が、手薄や出遅れなどで能力を出し切れないと、次に若い6歳の出番が来るという結果になっています。

 そう考えていくと6歳世代の大将格レッドルゼルが1着まで持ってくるという点では注目の馬になります。ただ、これは1着馬に関しての考察。馬券的ポイントになる2、3着の馬券的妙味は去年の重賞ストライクに書いた「7歳以上のGI・JpnI好走実績馬」。勝つまでは難しいとしても『定量』で走れる2レースしかない中央ダートGIなら、2〜3年前のGI実績でも馬券圏内まで持ってくることができている。実力が結果につながりやすいダートらしい傾向がでています。

 6歳馬の勝つ可能性が上がる理由を書きましたが、ベースとしては「4歳・5歳を頭で狙う」というのがフェブラリーSの狙い方というのを忘れてはいけません。今年は、馬券圏内に来れそうな馬が多くいるので買い方もポイント。参考になるように最終予想では、展開や各馬の適性など全馬の評価を記載しています。枠順・馬場状態が重要なレースでもあるので、最終結論に注目して下さい。

(文・nige)

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