「
チューリップ賞・G2」(5日、阪神)
2歳女王
サークルオブライフが始動する。連勝の勢いで臨んだ
阪神JFでは、中団からメンバー2位の上がりを繰り出し、先に抜け出していた2、3着馬を外からまとめて差し切った。国枝師は「(阪神への長距離)輸送も問題なかったし、いい内容だったね」と淡々と振り返る。その後は千葉県の千代田牧場で疲れを癒やし、年が明けた1月18日に帰厩。ここへ向けてじっくりと調整されてきた。
2月23日の1週前追い切りは美浦Wで3頭併せ。強めに追われて6F81秒5-37秒0-11秒9の好時計を刻んだ。師は「いい動き。ここまで順調に来られているし、当週はもう、そんなにやらなくてもいいだろう」と満足そうにほほ笑んだ。
先週時点で馬体重は480キロ台後半(前走が478キロ)。「競馬を分かってきたのか、少しナーバスなところも出てきたけど、特に大きな変わり身はない」。レース後は、栗東トレセン滞在で
桜花賞(4月10日・阪神)へ向かうプランもある。
「性格はかわいいし体質もしっかり。しまいまで頑張る根性もある。まだまだ伸びると思うし、楽しみだね」。18年3冠牝馬で、国内外のG1を9勝した名牝
アーモンドアイを筆頭に、牝馬育成のノウハウを熟知する師。次代のスター候補に熱いまなざしを送っている。
提供:デイリースポーツ