3月6日(日)に中山競馬場で行われる第59回
弥生賞ディープインパクト記念(GII)に登録している
インダストリア(牡3、美浦・
宮田敬介厩舎)について、追い切り後の
宮田敬介調教師のコメントは以下の通り。
(前走の
ジュニアC1着を振り返って)
「未勝利戦を勝った時も内容的には良かったと思いました。おそらく中山マイルにはしっかり対応してくれると思いましたし、イメージ通り強い競馬で勝ってくれて良かったです。
少し左にささっていたので、追えなかった面もあるのかなとは思っているのですが、そういった荒々しさを見せながらも、あれだけ突き離してくれました。改めてすごいエンジンを持っているなと感じました」
(前走後の調整について)
「ひと月ちょっとノーザンファーム天栄に放牧に出しました。4週前に戻して、体つき自体は大きく変わっていないかなと思っています。
前回は良くも悪くも気が入り過ぎていて、しょっちゅう立ち上がったりとか、ヤンチャな面を見せていました。前回に比べれば気性的にはマイルドになっているかなと思います」
(最終追い切りを振り返って)
「先週は左にチークピースを着けて戸崎ジョッキーに乗ってもらって、感触も良かったので、今日も着けました。左手前に替えた瞬間だけ少し左に流れるところはありましたが、そこからしっかり修正できましたし、内容としては非常に良かったと思います」
(今回のレースに向けて)
「前回はマイルが良いですよという話をしながら今回は2000mなのですが、一つ上の先輩
シュネルマイスターがここから
NHKマイルカップを勝っています。一つはレース間隔という意味でそのマイルカップに向かいやすい、あとはこの段階で2000mという距離を試して新たな可能性を探れればと思って、こちらのレースを選択しました。
2000mがベストかというとどうかと思いますが、守備範囲だと思いますし、こなせるだけのものは持っていると思います。
(コーナー4つは)前回の感じを見ていると問題ないのではないかと感じています。
正直、想像以上に強いメンバーが揃ったというか、2歳チャンピオンが来るというのは前々から分かっていましたが、年が明けてから重賞を勝った馬も来ています。それこそここでやれれば胸を張れるかなと思いますね。
新馬戦、未勝利戦と出遅れるところがあって、競馬がしにくいところがありました。まずは無難に好スタートを決めて、上手に折り合って、流れに乗ってくれれば自分の脚は使えるのかなとイメージしています。
結果次第で次はどうしようかなというのはオーナーサイドと相談して決めようと思います」
(取材:米田元気)
ラジオNIKKEI