「
金鯱賞・G2」(13日、中京)
年を重ねるごとに地力をつけてきた
シャドウディーヴァは、3走前の府中牝馬Sで念願の重賞タイトルをゲット。その余勢を駆ってジャパンC、
有馬記念と古馬王道路線に果敢に挑んだ。結果こそ振るわなかったが、G1で得た経験値を22年の初戦にぶつける。
相田助手は「府中牝馬Sを勝った後、馬が自信をつけたようで、昨秋の2戦は本当にいい体調でした。結果的には距離が長かったかな」と振り返る。
有馬記念12着後は2カ月間放牧に出て休養。2月中旬に美浦に戻り、坂路を中心に調整されてきた。1週前には
トキメキ(5歳3勝クラス)を坂路で1馬身追走して強めに追われ、4F52秒0-12秒2で併入。同馬らしい力強い脚さばきを見せた。
今回で26戦目となる牝馬はレースが近いことを感じ取り、既に戦闘モードに入っている。府中牝馬S以来となる福永とのコンビ。「重賞を勝った時の騎手だし、いいイメージで乗ってもらえれば。左回りの2000メートルはギリギリ守備範囲だと思うので」と同助手は3走前の再現に期待する。集大成の時が近づく6歳牝馬。一戦一戦、全力投球だ。
提供:デイリースポーツ