「フラワーＣ・Ｇ３」（２１日、中山）

　攻めに攻めた。石川を背にしたモカフラワーが１７日、美浦Ｗで併せ馬。向正面から軽快にフットワークを伸ばすと、直線で目いっぱい追われてハコダテジョー（３歳未勝利）を相手に、ゴール前だけ気合をつけられて軽々１馬身半先着を決めた。６Ｆ８２秒７-３６秒８-１１秒２の好タイム。鞍上は「そんなにしまいが出ていると思わなかった。具合がいいのでしょうね」と、体内時計を狂わせるほどの好調ぶりに目を丸くする。

　動きを見届けた相沢師も「絶好調だよ」とニンマリ。前走のデイリー杯クイーンＣは８着に敗れたが、「直前のケイコを手控えたからね。今回はそれを踏まえた攻め馬を。中山芝千八は合いそうだし、メンバー的にもチャンスはありそう」と色気を隠さなかった。

提供：デイリースポーツ