1着馬には
天皇賞・春への優先出走権が与えられる重要な1戦。3000mという特殊な距離であることに加えて、今年も京都競馬場が改修工事のため、
天皇賞・春と同じ阪神競馬場で行われることになった。昨年は勝ち馬
ディープボンドが本番の天皇賞でも2着となった。
連覇を狙う◎
ディープボンドは
天皇賞・春2着、
有馬記念2着。昨年はフランスのフォワ賞も制している。3歳春までは
コントレイルの陰に隠れるような存在だったが、今では主役級。ごちゃつく中距離戦よりも長距離の方が持ち味が生きるようなのも過去の実績が示している。昨年比1kg増だが57kgなら心配無用。圧倒的な人気が予想されるが外す理由もない。
〇
アイアンバローズは
ステイヤーズS2着馬。デビュー戦を除けば以降の16戦すべてを2000m以上の距離を選んで使われており生粋のステイヤーだ。前走も前半は抑えが利いていたがスローペースを嫌って1週目の3角手前からハナに立ってレースを引っ張った。最後は勝ち馬の決め手に屈したものの気分よく先行できれば怖い存在だ。
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マカオンドールは
万葉S優勝馬。
京都新聞杯3着、
白百合S3着だから格上挑戦とは言い難いが2勝クラスを勝ち上がったばかりでオープン特別に勝利した。
母ミリオンウィッシーズが
凱旋門賞馬で種牡馬として成功している
バゴの半妹。血統どおりのステイヤーで距離は延びれば延びるほど良いタイプだ。
万葉S3着、
ステイヤーズS3着△
シルヴァーソニックと、勢いに乗った感がある△
キングオブドラゴン、長距離では安定したレースを続けている△
トーセンカンビーナも侮れない1頭だ。