JRAのダート路線は
フェブラリーSでひと区切り。それ以来最初の
JRAダート重賞がこの
マーチSとなる。過去の勝ち馬には
テスタマッタ、
エスポワールシチーというチャンピオン級の名前も見られるが、たいていの年ではビッグネーム不在で混戦模様になる。
1.上がりがかかるタフなレース
過去10回の平均上がり3ハロンタイムは38秒0。非常に上がりが掛かることから、タフな条件に実績がある馬や、重いダートの地方で好走歴がある馬が台頭してきやすい。
2.ベテランに妙味
過去10回で、4歳馬は複勝率15.2%だが複勝回収率は33%しかない。対して、5歳馬は複勝率20.6%で回収率97%、6歳馬は複勝率26.1%で回収率104%、7歳以上馬は複勝率こそ13.0%だが回収率は140%。
3.基本的に前残り
タフなレースになるとはいえ小回りコースであるので、先行出来る馬を狙うのが
セオリー。過去10回で、4角5番手以内だった馬は[6-7-4-42]で複勝率28.8%、複勝回収率132%なのに対し、4角7番手以下の馬は[4-2-5-85]で複勝率11.5%、複勝回収率45%。
ヒストリーメイカーは前走の
仁川Sで一旦は先頭に立つ走り。最後は脚が上がって4着に終わったが、久々だったことを考えれば上々だった。昨年の同レースで2着しているようにタフな中山に替わるのは歓迎であり、叩き2走目のここで巻き返しを期待できるだろう。