近年の
ドバイターフは強烈な血統バイアスが働くレース。左回りのワンターンというコース形態の影響が大きいのか、とにかく
ディープインパクト産駒が好走しています。
◆
ディープインパクト産駒の好走歴
2021年
2着
ヴァンドギャルド2020年
※新型コ
ロナの影響で中止
2019年
2着
ヴィブロス2018年
2着
ヴィブロス3着
リアルスティール2017年
1着
ヴィブロス2016年
1着
リアルスティール 新型コ
ロナの影響で中止になった2020年を除けば、2016年〜2021年において5回連続で
ディープインパクト産駒が連対中。また
ヴィブロスと
リアルスティールは複数回馬券になっており、リピーターレースの傾向もあります。
ヴァンドギャルドは昨年に初めて
ドバイターフへ出走して、2着に好走した
ディープインパクト産駒。血統的にもリピーターとしても、どちらの観点からも狙えるタイプだといえるでしょう。
◆馬連総流しのススメ
私は海外競馬だと馬連総流しをよく使います。総流しなんて…という声も聞こえてきそうですが、現状の海外競馬は馬連万馬券が出やすい傾向があるのも確かです。
◆近年の例
2021年ゴールデン
シャヒーン馬連32,230円(4番人気の日本馬
レッドルゼルが2着)
2021年
香港スプリント馬連10,060円(2番人気の日本馬
レシステンシアが2着)
2020年
香港スプリント馬連66,000円(3番人気の日本馬
ダノンスマッシュが1着)
仮に人気サイドの日本馬を軸馬にしても、馬連総流しで高配当を得られるケースが複数ありました。また昨年の
凱旋門賞も、スミヨン騎手騎乗の2番人気が2着になりながらも、馬連配当は20,960円と高配当でした。
これは偶然ではなく、結局は海外馬の穴を探す技術を持つ競馬ファンが国内競馬に比べて少ないからこそだといえるのではないでしょうか。
それならばいっそのこと、無理して穴馬を探すのではなく、信頼できる人気馬(日頃から回顧している日本馬を中心に)を軸にして馬連総流しを使うことは、一周回って合理的だと考えてもよろしいのでは。また信頼できる人気馬が2頭いる場合はワイド1点ではなく、あえて3連複総流しを使うのもよろしいかと思います。
どうしてもトリガミを防ぎたい方は、オッズカットを利用すればより合理的でしょう。
海外競馬はいわばお祭りであり、そして特殊条件でもあります。ですから国内とは違う馬券の買い方で、高配当の夢を見てみたいものです。
(文・前田一太)