Bコース替わり初週に行われるので、良馬場なら1分32秒台の速い勝ち時計が出ることも珍しくない。とは言え、野芝のみが使用される秋開催と違って洋芝がオーバーシードされている馬場状態のため、スピードだけで押し切るのは難しいという一面もある。
1.休み明けは苦戦
過去10回、中9週以上の休み明けでこのレースに臨んだ馬は[1-2-2-33]で複勝率13.2%。
マイルCSや
阪神Cなど格上レースからの臨戦馬も含めて、好走例は多くない。
2.大型馬のパワーが活きる
過去10回、馬体重が520kg以上だった馬は[4-3-2-15]で複勝率37.5%。対して、500〜519kgの馬は[1-1-3-35]で複勝率12.5%、460〜499kgの馬は[4-5-4-65]で複勝率16.7%、459kg以下だった馬は[1-1-1-14]で複勝率17.6%。超大型と言えるほど馬格に恵まれた馬の台頭が目立つ。
3.距離短縮組は不振
過去10回で、今回距離延長となる馬は[4-2-0-23]で複勝率20.7%、前走もマイルだった馬は[5-7-6-68]で複勝率20.9%なのに対し、今回距離短縮となる馬は[1-1-4-37]で複勝率14.0%。
ダーリントンホールは20年の
共同通信杯を勝って以降苦戦が続いていたが、前走の
洛陽Sでハナ差2着と巻き返した。500kgを優に超える馬体重からしてパワータイプであるが、前走を1分31秒9で走破して好走したようにスピード勝負にも対応可能であり、今回の条件に替わっても期待できるだろう。