先週末のドバイでは、日本馬が5勝をあげる大活躍。深夜の熱戦に眠れなかったファンも多かったことでしょう。
一方、桜咲き進む日本では春のGIシリーズがスタート。その初戦となった
高松宮記念では、8番人気の
ナランフレグが勝利して大波乱の結果となりました。
そして今週は日曜日の阪神競馬場で、GI
大阪杯(阪神・芝2000m)が開催されます。今週こそ、妙味ある馬券を獲りたいところですね。
毎週重賞での激走馬を、コンピュータ予想するこのコーナー。膨大なデータを駆使したネット競馬オリジナルAIが、
大阪杯の狙い馬を探します。
まずは出走予定メンバーのチェックから。
月曜日時点での出走登録は18頭。芝中距離の能力上位馬がドバイ遠征したことで手薄なメンバーになりそうなところですが、反して今年もかなり豪華なメンバーとなっています。
1番人気になりそうなのは、もちろん
エフフォーリア(牡4・美浦・鹿戸厩舎)。ご存知、3歳の昨年は
皐月賞、
天皇賞・秋、
有馬記念と3つのGIを制したトップホースです。唯一ダービーで負けた
シャフリヤールが
ドバイシーマクラシックを勝利。現役最強の称号を得ているだけに、国内GIでは負けられないところでしょう。
対するは、先日行われた
金鯱賞(GII・中京・芝2000m)の上位陣。まずは見事な逃げ切りで1着となった
ジャックドール(牡4・栗東・藤岡厩舎)。3歳クラシック路線に間に合わなかった大物は、現在5連勝中。圧倒的な先行力は、
エフフォーリアにとっても脅威のはずです。
さらに昨年の
大阪杯1着馬
レイパパレ(牝5・栗東・高野厩舎)。昨年後半は不調でしたが、前走
金鯱賞では復活ともとれる2着に健闘。昨年同様この阪神コースで、激走が期待できそうです。
そして、
金鯱賞3着の
アカイイト(牝5・栗東・中竹厩舎)も、得意の阪神でさらなる上昇がありそうです。他にも、前走
香港カップ2着の
ヒシイグアス(牡6・美浦・堀厩舎)、前走
小倉大賞典1着
アリーヴォ(牡4・栗東・杉山晴厩舎)などなど、見逃せないメンバー構成となりました。
【AIが導き出した「本命候補」は…】
予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態予測を反映していない現時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような◎を選出することもあります。
今回、月曜日時点でコンピュータが選出した本命筆頭候補は、
キングオブコージ(牡6・栗東・安田翔厩舎)でした。
同馬は父
ロードカナロア、
母ファイノメナ(母父
ガリレオ)という血統。成績はこれまで17戦6勝[6-2-1-8]。重賞勝利としては、20年の
目黒記念(GII・東京・芝2500m)、前走の
AJCC(GII・中山・芝2200m)の2つを勝っています。
新馬戦は芝1400mで5着。その後、ダートの未勝利戦などを使うも勝ち切れず、5戦目となる3歳未勝利戦(阪神・芝1600m)で初勝利を挙げています。
その後3歳時には1勝クラスを勝てないままでしたが、一気に上昇カーブを描いたのは明け4歳時。1月に1勝クラス(京都・芝2000m)を勝利すると、3月の2勝クラス(中山・芝2500m)、4月の3勝クラス(中山・芝2200m)を連勝。続く
目黒記念も制し、トップホースの仲間入りを果たしました。
続く
京都大賞典(GII・京都・芝2400m)では、2番人気で3着。その後はほぼ1年の休養を挟み、5歳時の重賞2レースはどちらも凡走とスランプに陥ります。
しかし、明け6歳となった今年は、初戦の
AJCCで優勝。後方から最速の上がりで差し切り、見事な復活を遂げています。
どちらかといえば遅咲きで、長期休養もありと底を見せていない馬。今回、好メンバーが揃う一戦だけに人気は落ち着きそうですが、コンピュータはそんな点を妙味ありと判断したのかもしれません。
あとは枠順やメンバー確定からの最終予想がどうなるのか。週末のAI予想も、楽しみにお待ちください!
(netkeiba編集部)