「
桜花賞・G1」(10日、阪神)
22年の
桜花賞登録馬の血統背景にはロマンがありますね。血統表に
桜花賞出走馬の名がたくさんあるのはうれしい限りです。
ざっと言えば、
アルーリングウェイは言わずと知れたア
ルーリング一族(祖
母アルーリングアクト00年17着、伯
母アルーリングボイス06年7着、いとこ
アンヴァル18年17着)の出で、
クロスマジェスティは祖母が
テンザンユタカ(94年7着)。
サークルオブライフは母が
シーブリーズライフ(13年12着)で、
サブライムアンセムの祖母は
ハッピーパス(01年4着)。さらには、
ナミュールの母は
サンブルエミューズ(13年6着)で、曽祖母はあの
キョウエイマーチ(97年覇者)。
ベルクレスタは
アドマイヤリード(16年5着)の半妹、
ラズベリームースは母が
ワイルドラズベリー(10年10着)と、懐かしい名が連なります。
中でも、私が注目しているのは
フェアリーSを鮮やかに差し切った
ライラックです。祖
母ブルーリッジリバー(俳優・小林薫さんの持ち馬でしたね)は02年2着馬で、3代
母スカーレットブルーは
ダイワメジャーや
ダイワスカーレット(07年覇者)の母として知られる
スカーレットブーケの全姉。深みがあり、桜を獲れる下地は十分に備わってます。
2つ上の兄は
ゴールドシップ産駒の
ブラックホール(19年札幌2歳S)。父が
オルフェーヴルに変わりましたが、兄と同じ
ステイゴールド×
メジロマックイーンの“黄金配合”であり、
スカーレット一族との組み合わせは相性がいいですね。(デイリースポーツ・松浦孝司)
提供:デイリースポーツ