スマートフォン版へ

【桜花賞】田中克典師「一勝よりも一生」勇気ある撤退でつかんだピンハイとのG1初挑戦

デイリースポーツ
  • 2022年04月06日(水) 06時01分
 「桜花賞・G1」(10日、阪神)

 最短ローテで1冠目に挑むピンハイ。21年3月に厩舎を開業した田中克典調教師(34)=栗東=にとっては、今回がG1初挑戦だ。

 ピンハイと指揮官の出会いは、技術調教師となった2年前の夏だった。「オーナーさんが矢作さん(義父)と懇意にされていて、(妻の)麗を娘のような感覚でかわいがってくれていたらしいんです」と預託の経緯を説明する。

 21年秋の新馬戦は鮮やかな差し切り勝ち。「初めてデビューさせる世代。これだけ乗り込んで、これだけ動いたら使っていいかな、という感覚でした。ゴール前で狭い所を割ってグイッと出たので、いい馬なのかなと思いましたね」と振り返る。

 ただ、次戦に予定していた赤松賞は自重することに。「1週前から体が減って、毛ヅヤもさえなくて。当週に“やめさせてください”と。開業したばかりの調教師なのに聞いてくれるなんて、ありがたく思います」。技術調教師時代の1年の大半を藤沢和雄元調教師に師事。『一勝よりも一生』-。その言葉に倣った勇気ある撤退が、桜花賞出走へとつながった。

 勝てば、調教師として桜花賞史上2番目の年少記録(34歳7カ月30日)となる。「根性がすごい。馬の資質です。G1だからというのは気にしていないけど、いい状態で送り出せるように頑張ります」。新進気鋭のトレーナーは自然体で大舞台に挑む。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す