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【皐月賞展望】キラーアビリティ中心も混戦ムード

デイリースポーツ
  • 2022年04月11日(月) 10時35分
 素質馬ぞろいで混戦模様だが、その中でもG1馬2頭がややリードか。筆頭は今回と同舞台のホープフルSを制したキラーアビリティ。3月中旬にノーザンファームしがらき(滋賀県)から栗東トレセンに帰厩し、ここまで順調に乗り込まれてきた。栗東CWでの1週前追い切りに騎乗した横山武は「相変わらず折り合いが難しいけど、動きは良かった。改めて、この馬を確認できて良かった」と2度目のG1制覇へ気合を入れていた。

 朝日杯FSを制して昨年の最優秀2歳牡馬に輝いたドウデュースも双璧。今季初戦の弥生賞ディープ記念で2着に敗れ、デビューからの連勝は3でストップ。初黒星を喫したものの「4角でゴチャゴチャした分」と武豊に悲観の色はない。1週前追い切りに騎乗し、「いい動き。今回の方が体もスッキリしている」と、ひと叩きした効果は明らか。反撃ムードが高まっている。

 無傷2連勝で昨年11月の東スポ杯2歳Sを制し、予定通りの直行で挑むイクイノックスも怖い存在だ。じっくりと間隔をあけて、成長を促してきた効果はてきめん。美浦Wでの1週前追い切りに騎乗したルメールは、「バッチリ。リラックスして走れていたし、これでスイッチがオンになると思う」と好感触。休み明けでいきなりクラシック制覇なるか注目だ。

 弥生賞ディープインパクト記念を勝ったアスクビクターモアも、3戦3勝の中山コースならV争いに加わってくるのは間違いないだろう。共同通信杯の覇者ダノンベルーガ若葉Sを制したデシエルトの2頭は、ともに無敗で底を見せていない不気味さがある。

提供:デイリースポーツ

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