今年の
愛知杯で重賞初制覇を果たした
ルビーカサブランカ(栗東・
須貝尚介厩舎)。前走
中山牝馬Sは6着とはいっても、勝ち馬とは0.2秒差と大きくは負けていない。次走は
福島牝馬S(4月23日・福島芝1800m)への出走を予定しており、今朝13日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
武豊騎手が跨って、CWでの併せ馬。
レベランス、
ビューティーウェイの2頭が先行するところを追走。道中はきれいな加速ラップを踏んでいて、じわじわと前との差を詰める形で最後の直線を向く。
手応え的にはいつでも抜け出してくることができそうな感じ。前2頭も手応えは楽だったが、3頭並んだラスト1F以降の追い比べでは、きっちりと
ルビーカサブランカが前に出る形で先着してのゴールとなった。
時計は6F84.9〜5F68.2〜4F52.5〜3F37.0〜2F23.0〜1F11.3秒。時計は決して速くないが、動き自体は素晴らしい。前走からさほどレース間隔があいていなくても、併せ馬できっちりと負荷をかけてくるのだから、状態に関してもすこぶる良好といったところだろう。
(取材・文:井内利彰)