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皐月賞・G1」(17日、中山)
2戦2勝で
共同通信杯を制した
ダノンベルーガは13日、美浦Wで併せ馬。
フィリオアレグロ(5歳3勝クラス)を3、4馬身後方に従え、先行する形でスタートした。課題の右回りで、先週よりもスムーズなコーナリングを見せて直線へ。内に入った僚馬が徐々に馬体を並べに寄せてきたが、余裕を持ってかわすと、6F84秒6-38秒0-11秒9でそのまま半馬身封じ込めた。
もともと右後肢に弱点があり、右回りだと後肢が滑ったりして走りの
バランスが悪くなる。前走後はそれをケアしながら慎重に調整を進めてきた。堀師は「前走時は週中の右回りの追い切りだけだったが、今回は週末、左回りの軽めの追い切りを取り入れ、調教量を増やして乗り込んできた」と説明。川田を背にした1週前追いで、鞍上の「(右回りを)使わない理由がない」との判断を受け、正式に出走を決断した。
左回りで見せてきた圧巻のパフォーマンスに、大物感を疑う余地はない。課題の右回りを克服できた時、4年連続で無敗の
皐月賞馬が誕生する。
提供:デイリースポーツ