「フローラＳ・Ｇ２」（２４日、東京）

　新馬戦-デイジー賞と２戦２勝のルージュエヴァイユ。大きな可能性を秘めたジャスタウェイ産駒がオークストライアルに挑む。

　２連勝はいずれも中山コース。東京は初参戦となるが、陣営に不安の色はない。黒岩師は「２戦目に東京コースを使ってみて、どれだけ切れるのかと楽しみにしていたけど、番組の都合で」と説明。ここまでの２戦は鼻、首差での勝利とあって一見インパクト不足にも映るが、直線で見せた末脚は紛れもなく本物。長い直線ならさらに威力が増すはずだ。

　１週前追いは美浦Ｗ６Ｆ８２秒６-３７秒９-１１秒６のタイムで、併せたブレークアップ（４歳３勝クラス）と馬体を並べてフィニッシュ。指揮官は「以前は加速してトップスピードに乗ると、Ｗコースではフラフラしていたのですが、最近は力をつけてきたのか、その点も解消してきた。調教レベルを上げてきて、これまで以上の動きをしてくれた」と急成長に目を細める。

　「調教を重ねても落ち着きがあるのがいいですね。操縦性も良くて、距離が延びても心配はない」と胸を張ったトレーナー。桜花賞が混戦模様だったことを考えれば、ここでの結果次第で樫の主役に躍り出ても何ら不思議はない。

提供：デイリースポーツ