スマートフォン版へ

【NHKマイルC】タイセイディバイン 父系の馬格×母系の底力がうまくMIX

デイリースポーツ
  • 2022年05月02日(月) 06時30分
 「NHKマイルC・G1」(8日、東京)

 以前、レイパパレを取り上げた際に、高野師からロマンあふれる話を聞かせてもらった。“蠣”崎牧場生産の“オイスター”チケットから繋いだ牝系の血は“シェル”ズレイを経てレイパパレへ-。血統表には、競馬関係者の熱い思いがぎっしりと詰まっている。

 今回、取り上げるタイセイディバインもまた然り。高野師は「マツクニさん(松田国英元調教師)のもとで働かせていただいた身として、ゆかりある血統の馬をやらせていただけるのはありがたい」と感謝を口にしていた。

 祖母ロンドンブリッジは98年桜花賞2着馬。高野師との関わりは次世代からで、初子のダイワエルシエーロが松田国英厩舎在籍時に04年オークスをV。エルシエーロの半妹にあたる母ダイワスピリットにも携わっており、「2勝止まりでしたが、いい馬でした」と懐かしそうに振り返る。

 ダイワスピリットの5番子に当たるディバインは「血統的にはキセキとほぼ同配合。(母父の)ディープがダンスインザダークに変わったぐらい」で、デビューからしばらく中距離を使われていたが、こちらは祖母の血が色濃く出た様子。思い切った距離短縮で開花してきた。

 血統表を指さしながら、師はこう解説する。「母とは全然似ていません(笑)。僕的にはルーラーの父キンカメによく似ていると思っています。ガッチリとしたシルエットで、生き写しのよう。父系から来る馬体の良さと、底力のある母系がうまくミックスしてくれました」。“マツクニさん”は01年クロフネ、04年キングカメハメハ、10年ダノンシャンティで3勝。ゆかりの血統で勝利できれば、師匠への最高の恩返しとなりそうだ。(デイリースポーツ・松浦孝司)

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す