5月8日(日)に東京競馬場で行われる第27回
NHKマイルC(GI)に出走予定の
ジャングロ(牡3、栗東・
森秀行厩舎)について、共同会見での
武豊騎手のコメントは以下の通り。
「(前走のニュージーランドTは)1200mで連勝してからの1600mだったので、距離が課題かなと思って挑んだレースでしたが、馬も良い感じで走ってくれて、勝ったことはすごく大きかったと思います。
(最後の二枚腰は)我慢した感じでしたね。2着馬は最後にちょっと止まった感じがありました。ギリギリでしたけどね。
(東京マイルは)前回の中山と距離こそ同じですけど、メンバーも含めて、条件は違うのかなと思います。(4番手から抜け出した
マーガレットSは)控えたというか、超ハイペースの1200mでしたからね。(今回は)1600mになるとペースが全然違いますし、スピードがありすぎるところがありますからね。
前回もスタート直後に抜けていたので、東京だとなおさら前半はゆっくり走りたいので、そこが課題になってくるのかなと思います。この馬は前回こそ1600mで勝ちましたが、イメージ的にはス
プリンターかなという感じがあります。
ただ、前回は勝ってくれましたし、一度東京の1600mで6着でしたが、当時とは馬の強さが全然違いますし、今ならもっとやれるかなと思います。
(変化してきたところは)細かいところでいろいろあります。イレ込みもましになってきていますし、道中の力みも、前回はハナを切ったこともあってか、ゆっくり走ってくれました。あとは、走りが力強くなってきました。
(森厩舎は)長く乗せていただいている厩舎で、有力馬ですし、久しぶりに
JRAの大きいところを勝ちたい気持ちは強いです。
(藤田晋オーナーは勝てば早くもGIオーナーに、という質問に)早すぎると思います(笑)。いろいろな面で競馬を盛り上げてくださっている方なので、一緒に勝てれば嬉しいです。当然、
トライアルを勝っている馬とはいえど、気持ちは
チャレンジャーなので、どこまでやれるかと思っています。
(競馬場の入場者数が増えて)馬上から見ても多くのお客さんの姿はうれしいですし、ようやく戻ってきたかなという感じで、なおさら良いレースを見せたい気持ちはあります。
4勝している馬ですし、厳しい戦いになるとは思いますが、何とか良いレースをして、勝てれば良いなと思います。頑張ります」
(取材:山本直)
ラジオNIKKEI