12日、
大井競馬場(雨、稍重)で行われた第67回
羽田盃(SI)は、道中では後方3番手から追走していた単勝9番人気の
ミヤギザオウ(大井)が、直線は最内を一気に突き抜けて優勝。勝ちタイムは1分52秒4だった。13番人気のライアン(浦和)が2着に入り、逃げた1番人気の
シャルフジン(船橋)は3着だった。2番人気のナッジ(大井)は7着、3番人気の
リコーヴィクター(大井)は5着だった。
ミヤギザオウは
父パイロ、
母シルクドレス(母
父ディープスカイ)の牡3歳、黒鹿毛。大井・
森下淳平厩舎所属。通算6戦3勝、重賞はこれが初出走だった。
レース後のコメント
1着
ミヤギザオウ(
真島大輔騎手)
「森下(淳平)先生とは、良い馬なので『今日は
東京ダービーのチケットを』という話をして、
東京ダービーを見据えた競馬をしよう、ということでしたが、馬が踏ん張って勝ってくれました。ペースが速いとは思っていましたが、馬のリズムを大事にして乗りました。自分には(直線で)外という選択肢はなく、最内が開いていたので真っ直ぐ走りました。良い馬だと思って見ていましたが、乗せてもらって勝利へと導くことが出来て嬉しいです。(
東京ダービーでは)迎える立場なので、努力していきたいと思います」
(
森下淳平調教師)
「馬は落ち着いていて、普段通りでした。自分のリズムで運べれば、最後はいい脚を使ってくれると思っていました。ゴール前は
東京ダービーの権利が取れればと思っていましたが、ラスト1ハロンで勝てるかも、と思えた時にはビックリしました。元々最大の目標は
東京ダービーでした。ここを使ってさらに上がってくると思いますし、自信を持って(
東京ダービーへ)臨みたいです」
2着 ライアン(
今野忠成騎手)
「いい所まで行きましたが......。ただ、前回のようにふらふらした面は見せませんでした。距離は長いほうが良いです。次も頑張ります」
3着
シャルフジン(
御神本訓史騎手)
「終始マークされて、道中のペースが厳しかった事もありました。押し切れる能力はあると思いましたが......。勝った馬と2着馬は後ろから来た馬でしたからね。その中でよく粘っていますし、能力はありますが、残念です」
7着 ナッジ(
矢野貴之騎手)
「位置取りはあんなものか、という感じでした。課題も見つかりましたし、ダービーでは(自分が)どれだけどしっと構えて乗れるかだと思います。距離が延びるのは問題ないですし、馬は少しずつ良くなっています」
(取材:大関隼)
ラジオNIKKEI